フラットマシン STEP2
前回フラットマシンは組みました。
しかし、あの状態では正直そんなに速くないしホイールが抜けるリスクが高いです。
そこで今回はリスクを改善しようと思います。
走行時のホイール抜けを予防するホイール貫通について。
ホイールをピンバイスに1.8mmのドリル刃をつけてシャフト穴を貫通させます。
ホイールの内側の穴にドリルを差し込みます。
そしたら、ホイールを手でおさえてグリグリとねじ込んでいけば貫通します。
こんな感じになります。
次に72mm中空ステンレスシャフトを入れます。
この時は真っ直ぐ入るように慎重にハンマーで叩いて入れます。
この時に挿入するシャフトはできるだけ真っ直ぐな物を使いましょう。
平らな所でシャフトを転がすと歪みがはっきりとわかります。
完成したのがこれ。
ホイールの真ん中をシャフトが突き抜けています。
この事によってホイール抜けの確立がかなり下がります。
同じ手順で残り3本を貫通させてマシンに取り付けましょう。
ここで注意。
4輪装着したら、空転してホイールのブレを確認しましょう。
もし、ブレが大きい物があれば6角あるシャフトの差込位置で1番ブレが少ない所で差し込みます。
この時にホイールとシャフトにマーカーでサインをつけて置いて毎回同じ位置で差して使います。
ちなみに今回の撮影に使ったホイールで6角全箇所でブレがあったホイールがあったので、別の新品ホイールを1本使ってます。
ここまでの作業の中で中空シャフトとホイールの選別という作業が入っていた事にお気づきでしょうか?
ミニ四駆パーツは新品でも個体差で精度が悪いものがあります。
そんな中からできるだけ精度のいい物を使ってあげるようにします。
それだけでもマシンの速度は上がります。
次にベアリングの脱脂です。
意外とにしな大会でマシンを見せてもらった時にベアリングが回らない物があります。
使いすぎでガリガリ言って回らないのではなく指で弾いても回らず止まるベアリング。
これは脱脂がされてない常態です。
回らないベアリングローラーだとあきらかにコーナーリングスピードが遅いのはわかりますよね?
では、脱脂のやり方を。
まずは小瓶を用意します。
にしなで売っているタミヤの小瓶なんかがお勧め。
それに、ジッポオイル(パーツクリーナーか有機溶剤でも可)を入れます。
そして、ベアリングを漬け込みます。
あとは良くシャッフルしてください。
個人的には20秒くらいかな。
そうするとベアリングの中のグリスが溶けてジッポオイルが白濁します。
そしたら、白濁したジッポオイルを捨てて新しいジッポオイルを注ぎます。
そして良くシャッフルします。
大佐のやり方の場合は2回脱脂で終了です。
そしたら、ベアリングをティッシュなどでよく拭き取り付けます。
そうすると気持ち良くベアリングが回ってくれます。
ただ、中には例外の粗悪ベアリングもあるので回らない場合も・・・・・。
脱脂後のベアリングにベアリングオイルを挿す人もいますが、挿す場合は極めて少量か超低粘度の物を使いましょう。
そうしないと脱脂前と同じく回らないベアリングに逆戻りです。
脱脂したベアリングは良く回りますが保護していたグリスが無くなった分ベアリング自体を痛めるのも速くなります。
なので、ベアリングも消耗品と考えて使いましょう。
このたった二つの作業でフラットマシンはほぼ完成形といえるでしょう。
フラットで速度を出せるようになったら次はTTマシンへ改造しましょう。